時事感嘆
- somayamatetsuei
- 2024年6月9日
- 読了時間: 2分
~インバウンド~
いま日本はインバウンドとかで、外人観光客で大賑わいです。まぁ、日本独特の文化である『おもてなし』が好評で、加えて最近の円安もあって、ますます増えたようです。
外国からの観光客が増えれば当然、ルールを無視したりゴミのポイ捨てなど心無い人たちも増える訳で、加えて京都などは市バスに乗れないなど、地元の人々の生活が脅かされる事態に陥っています。
こうしたことから、オーバーツーリズムという観光弊害が問題になって、色々と対策を立てる個人や、企業が出てきたりしています。半面、こうした動きに『おもてなし』の日本特有の文化が無くなると批判する人も出てきたりしています。
その『おもてなし』とは相手の立場にたって、応対すること言います。では、この『おもてなし』はどこから生まれたのでしょうか。早速、インターネットで調べてみますと、昔、霊場を巡るお遍路さんへの接待からのようで、仏教の布施の精神から生まれたようです。
布施と言うのは元々インドで仏教以外でも盛んに行われていて、自分の我執を無くすためのものでした。それがお釈迦さまが亡くなって五〇〇年後に起こった、仏教の大乗運動では相手を助ける。もしくは仏になるために徳を積む行為へと変わり、そして相手への敬意へとなり、『おもてなし』になったようです。ちなみに真宗では布施を自分の徳を作るとは言いません。ただ相手への敬意と感謝の想いを言い、またこの財産は仏さまから預かりものだという想いを確認するものでもあります。
まぁ、真宗の布施にしても『おもてなし』にしても、どんな対策であっても世界から称賛されている、日本特有の精神文化を大切に持ち続けたいものですよね
Muito bom 🙏🏻